ライザンの頭に宿る笑いの渦。蔑みの渦。罵りの渦。
やがて、その渦は巨大な渦巻きとなって、怒りの角と化したとき、
いたずらな炎の化身が、ライザンの耳元で甘く、静かに囁く。